優しさ

私がいつまでもかなしみに
暮れているから
一緒に泣くのを止めてくれたんだね

突き放したのは
私を悲しみから救うためで
優しさだったんだ。

見ていてくれたんだ
遠い場所で。
私の知らないところで。

あなたの選んだものは、
もう私のそばにもうないけど

探してしまう
どこかに残ってる、
あなたが居たという事実

思い出さずにはいられない
あの優しさを。