ベッドの脇におかれていた おもちゃの赤いタンバリン カシャ…と手に取り 鳴らしたきみの揺れる髪 何度も聞いたことのある旋律きみと読み合わせていた本は 175ページまで読み終わったところで お互い「子供の頃の話」になったキャンドルホルダーの 小さな光の…
桜咲く正門を過ぎて この校庭を見渡すと あちこちから きみの息づかいが 聴こえてくるそして あの曲が聴こえてくる全力で走り抜けた トラックには 力強い足跡 ひらひらとたなびく ハチマキ昼休み バスケットコートで きみの真剣な眼差しを この木陰から眺め…
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