2019-11-19 Drawing 薄い青のセロファンに きみのラインを描く 金木犀の香りが嫌いなきみの けだるいような横顔も猫背の小さな背中に 大きな大きな羽を描いた 気の利いた言葉をかけられない 僕のたったひとつの想いDon't worry,You are not aloneセロファンを空にかざすと 大きな羽は ほんのり雲となって きみのラインが ぼんやりと浮かんだ 羽なんかいらなかったのか 僕はまだ眠っているきみを 後ろから抱きしめた